みなさんこんにちは!ダイコーです。
メルカリで販売をしていたユーザーが、売上金の振込依頼をしたところ、本人確認が不十分として振込金が振り込まれず、振込期限を過ぎてしまい売上が失効してしまうかも知れない。
そんなニュースが話題になっていましたね。
現在、本人確認完了後売上は振り込まれているようです。
メルカリの対応がどうか?は問題ではない。
今回の件、メルカリの対応が適切とは思いません。金銭が絡むのですから、対処が遅い点はアウトです。
しかし、私の話の要点はそこではありません。
メルカリは、ただサービスを利用しやすい状態にしていたけれども、サービスが拡大し、厳しい規制をせざるを得ない状況になり、それに合わせた対応をしている。後手だけれども。という話です。
サービス提供者のフェーズが変わっている
難しい話ではありません。
- 利便性を重視したスタートは良かったし、ユーザーもそこについてきた。
- 続いて犯罪者、グレーゾーンの人もそこに集まってきた。
- 清濁併せ呑んでメルカリというプラットフォームが拡大してきた。
- ステージがシフトし、透明性の高い取引市場になる時期が来た。
ただ、それだけのことです。
今のメルカリは、初期のメルカリとは違う。次のステージに入っているんです。
その中でサービスをどう活用するかは、ユーザー次第です。
前が良かったと思うユーザーは離れればいいし
価値があると思う人は続ければいいし
これからがチャンスだと思う人は参入すればいい。
自分の金銭や安全が保証されている、という考え方が最大のリスク
被害を訴えるユーザーを見ていつも思うのですが、
企業は必ず自分に不利なことはしない
法的に正しいから、自分の収益は保全される
と何故思えるのでしょうか。
そんな夢のような話はないんです。
銀行にもペイオフはありますし、ましてや企業なんて廃業したら即終わりです。
責任の範囲については約款に書いてあります。
メルカリを利用している人は約款・規約に同意しているわけで、それに従って、メルカリのサービスを使わせてもらっているんです。
もしメルカリに不安があるなら、同業他社のサービスも併用してリスクヘッジをすべきです。
メリカリに全力で乗っかって、発生したリスクの責任をメルカリに訴える。
その時間、もったいなくないですか。。。?
経営者は自己責任
一般の方ならそれでも良いかも知れません。
でも経営者になる方は、そんなことしていたら会社潰しますよ。
経営者は、何をするにも自己責任なんです。
リスクヘッジまでしてくれる良い人・良い会社ばかりではありません。
仮にしてくれたとしても、貴方の順番が回ってくるのがいつかは分かりません。
メルカリ問題のような、お金に限りません。
例えば情報漏えい。
携帯会社、クラウドサービス、PCなどリスクはたくさんあります。
一箇所に集めていることが大きなリスクを生みます。
紙でも情報を保存したりしていますか?
PASSなどを3等分して分割保存したりしていますか?
気をつけなければいけないリスクはたくさんあるのです。
そして、その結果についての全てが自己責任になるのです。
まとめ
他人に依存した会社運営は間違いなく持ちません。
全ては自己責任。
分散してリスクヘッジを。
状況を見誤らないようにしましょうね。
それでは良い会社運営を!!