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売れる知育玩具のつくり方

売れる知育玩具のつくりかた

 

あなたの商品、売れていますか?

それとも全然売れなくて困っていますか?

 

こんにちは。ダイコーです。
創業期の社長の「商品」「販売」を専門にコンサル事業を行っています

ここでは売れるモノを作る方法を、なるべくシンプルにお伝えしようと思います。

もともと売れる商品の作り方を書く予定だったのですが
『商品』だと漠然としてしまって今ひとつ心に響かないと気づきました。

そこで、より具体的な商品ひとつひとつについて例示と解説をしていきます。

根本的なマインドや手法は同じですので、一つ読んで「分かった!」と思ってもらえたら良いです。
しかし、色んな事例を比較してみていくことで

変わらないモノは何か
扱うものによって変わる部分は何か
反復して学ぶことで見えてくるもの

を学べます。
そして、商品を作る上での大事なマインドが手に入ります。

中には私自身がコンサルタントとして過去に関わった実例も挙げていますので
机上の空論ではなく、リアルな現場としての意見です。
是非複数に目を通してみて下さい。

それでは見てみましょう。

 

売れる知育玩具を作ってみよう

それでは、売れる知育玩具を実際に考えていきましょう。

繰り返しになりますが、まず「大前提」はなんでしたでしょうか?

口に出して言ってみてくださいね。

 

「お金をもらう = お客様の問題を解決すること」

 

思い出しましたか?

思い出せない人、分からない人はまずコチラをお読み下さい。

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売れる知育玩具とは、お客様の問題を解決する知育玩具なのです。
ここでいうお客様、とは、教育をする保護者(≒親)ということになります。

 

知育玩具の問題解決って?

知育玩具を皆さんはどのように購入されるでしょうか?
親は子供に対して「知識や経験をたくさんしてほしい」と思っています。
そして「頭の良い子になってほしい」と思っています。

実際に対価を支払うのは親ですから、親の要望、欲求を満たし、課題を解決していくことが
商品の売れ方に直結してきます。

それでは、ターゲットの設定をしていきますしょう。

環境からニッチターゲットを設定

知育玩具はそれこそごまんとあります。
外で遊べない、という問題を解決するために室内用玩具が開発され
外で「お砂遊び」が出来ない、というさらにニッチな課題をキネティックサンドは解決しました。

もし貴方に資本力や数の力がないのであれば、ニッチなターゲットの選定が必要です。

ランチェスター戦略の『弱者の戦略』はこういう場合に使います。
即ち、ニッチな環境で一番を目指す。です。

それでは知育玩具の中で、どこに焦点を絞るか考えていきましょう。

知育玩具について、問題・不安・不満を抱えている人はどれくらいいるでしょうか?

・安全面:誤飲や経皮毒
・効果面:何が学べるのか、何が身につくのかはっきりしているか
・作用・副作用:例えば、ゲーム形式で身につきやすいが、反面ゲームや映像に夢中になって他に興味を持たなくなるなど

大別するとこんな感じです。
ここから方面を絞ってさらに細分化していきましょう。
今回は、効果面を選択してみます。

・効果面:何が学べるのか、何が身につくのかはっきりしているか

学ぶものの種類は、英語・数字・ことば・空間把握・処理能力・感情など色々あります。
身につけて欲しいと思う親の心を反映していますね。

それではこの中で狙うターゲットを絞りましょう。
今回は数字を取り上げてみることとします。

数字を学ぶおもちゃは、
<初級>数字そのものを知る、数字の種類・概念を学ぶ、数字の関係性を学ぶ
<中級>計算力を鍛える、数字の組み合わせで答えが出ることを学ぶ
<上級>数字のケタを増やす、加減乗除の概念、
などに分けられるようです。

問題点の洗い出しをしよう

ここで数字を学ぶ玩具の効果に対して抱える不満や問題点を考えてみましょう。

例えばamazonで数字系玩具のレビューを見てみるなどして、世論をまとめていきます。

数字について学べるという事実に不満を抱えている人は少ないようです。
誰もが重要だと思っているようですね。
しかし、その効果については結局のところ人ぞれぞれなので推し量れない、と。

私自身も効果の定量化は難しいと思っています。
一方で、すぐに結果が出ないにしても、数字を正しく学んでいくことは大事だと思っています。
数字を、これからの人生にどのように活用するのか。

数字は人生の全てに関わりがあります。
数字は客観性があり、説明に説得力をもたらします。
また、貨幣社会である以上はお金が現在の生活を支え、また生活の質の違いに直結しています。

私はこのサイト全体を通して、経営者に「お金の重要性」を伝えています。
それが経営者が成功するための一番大事なマインドであり、稼ぐ力を生み出すからです。
お金に対する考え方を間違えると、どうやっても豊かにはなれません。

その観点から言えば、お金に対する知育玩具は圧倒的に少ない。
おままごとの世界では、ものの価値が再定義されていて現実とはかけ離れています。
人生ゲームはものの価値がリアルですが、ルーレットでプロ野球選手になれるなど、設定がある程度飛んでしまっています。
モノポリーやラットレースはかなり現実に近いですが、大人でもその価値を理解することがなかなか難しい。
(本当はお金の教育は、親子でやるべきなのです。その解決方法は現在考案中です)

今回は私の経験に基づく部分が多いのですが、
以上をまとめると、下記のようになります。

お金に対してリアルに学べる知育玩具が少ない
お金の価値観・考え方を学べる知育玩具が少ない
お金の重要性を学べる知育玩具が少ない

 

さて、それでは解決策を検討しましょう。

 

解決手段を考えよう

この問題を解決する手段を考えます。

お金に対してリアルに学べる知育玩具が少ない = 現実的で、時には難しい局面のある玩具にする

お金の問題は決して簡単なことばかりではありません。その問題を出来る限りリアルに伝えることは
後の人生に役立ちます。多少難しいことであっても、その先に成果(幼い子供だったらご褒美でもいい)があれば
子供は頑張って考えます。その力が子供にはあるのです。

お金の価値観・考え方を学べる知育玩具が少ない = お金があると何が出来るかを体験する玩具にする

お金は卑しいものではなく、自分も周りも豊かにするもの。
そのために、自分にお金があれば周りも自分もハッピー!と体験できる玩具が必要です。

お金の重要性を学べる知育玩具が少ない = お金を失う、得る、増やす、の3つを体験できる玩具にする

お金を失うか。

以上が出たところで、一旦答えを考えてみます。

 

具体案を考えてみよう

大事なことは、一度考えてみることです。
そうすることで、あなたの中に思考のルートが出来上がります。

では私の案を簡単に。

未来シュミレーション資産ゲーム。
誰でも参加できる。しかし、参加時点の資産は実際の資産に合わせる。(1円でも100円でも1000円でも)
労働環境は小学生・中学生・大人とする(15歳以上は全員大人)。
資産運用環境は何歳からでも参加可能。

いかがでしょうか。
例えば家族でやる場合、お父さんお母さんは資産が1000万スタート、子供は5千円スタートなどになると思います。
不平等。しかしそれが子供にとって意義があります。
子供は最初に労働をします。元手がかからない選択肢は他にほとんどないからです。
しかし労働だけでは親のように資産を増やせないことを学び、資産を増やすために投資を選択します。
資産を増やすために親や銀行から資金を借りることも選択していき、最終的には投資家・資産家になることが一つの選択肢となります。
また、大量に抱えた資金を、どのように活用するか、もそこで学ぶことが出来ます。
親が貸し与えたように自分も貸したり、必要なところへ寄付をしたり。
お金を持ったときの活用の仕方をイメージできることが大事です。

これからの時代を自由に生きるためには、どれだけ早くお金の本質を知り、経験をし、お金と共に成長するか、が鍵となります。

そのための本質が学べるものが必要だと思っています。
このことは、本来教えるはずの親も認識していない問題なので、日本の総中流社会問題は深刻なのですが・・・。

まとめ

以上が思考のプロセスでした。
まとめると

「お金をもらう=問題解決」が大前提
問題を抱えている人を見つけ出す
ランチェスター戦略に基づき、ニッチなターゲットを探し出す
具体的な環境・人物像をイメージ
問題を洗い出す
問題の解決策を検討する
解決策を満たした商品を考える

という流れですね。

ここでは基本プロセスを示しています。
実際は最終的なゴールにたどり着くまでには必要&突き詰められる要素がたくさんあります。
(今回はその要素を一部出していますので、気づいた方はメモしておいてくださいね)

お金の勉強は、早い段階からしなければいけません。
ユダヤ人は13歳から学んでいます。
しかも、13歳から不労所得を得ることに時間を費やします。
その違いがどこに出ているかは、明白です。調べてみて下さい。

それでは良い経営を!!

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