定款を作り終えた後は資本金の払込をします。
資本金は、会社を最初に回していくための重要なお金でしたね。
また、貴方が会社に対して行う投資でもあります。
頑張って会社を育て、社会的な価値が出てくれば、何十倍もの金額で売却することも出来ます。
その大事な大事な第一歩です。
それでは手順と注意を見ていきましょう。
注意!払込は定款認証日より後にやらないといけない!!
そうなんです。
資本金の払込は、定款認証日より後の日付でないと認められません。
例えば資本金500万円が必要だとして、口座に予め500万入ってるからOK!とはならないんですね。
その場合は一度500万円を引出して、再度口座に入れれば払い込んだと認められます。
資本金は分けて入れてもよい
また、100万、200万、200万と分けて入金することもOKです。日にちが空いても構いません。
ですから窓口に行かずにATMでも細かく刻んで入金していけば出来ます。
ただし、あまりにも間が空いていたり、100万入れて、出して、入れて、出して、、、、と100万円で500万円あるかのように見せるのはやめましょう。
結局そんな見せ金をしても、決算書が汚れるだけです。会社には500万円があることになってのスタートなのですから、どうやっても400万円辻褄が合わなくなるからです。
出来る限りきっちりやることが、対外的な信頼を得る一番の近道です。
発起人が複数人の場合は、振込で一人の口座に集めよう
資本金の払込は、基本的に貴方(発起人)の口座に資金の額を振り込むか、預け入れをすればOKです。
ただし発起人が複数人いる場合には、誰か一人の口座に振込で集めましょう。
振込ならば『誰がいくら用意したのか』がはっきりと分かります。
払込の手順まとめ
手順は以下のとおりです。
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Ⅰ銀行へ行く
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Ⅱ払込額が資本金の額になるまで払込む(残高ではない!)
ここまでは出来ましたね。残るは
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Ⅲ通帳のコピーを取る
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Ⅳホッチキスで綴じ、割印を押す
の手順です。
では見ていきましょう。
コピーするページと綴じ込み方
通帳のコピーは、表紙と、めくった1枚目(銀行印が押印してあるところ)、払い込んだページの3つをコピーしておきましょう。
WEB通帳やネット銀行の場合は、取引証明を印刷すればOKです。
ここに、『払込のあったことを証する書面』という書面を表紙につけて、綴じ込みます。
払込のあったことを証する書面のテンプレートは、下記、法務局のものを参照して下さい。
複数枚になると思いますので、ホッチキスで2箇所を綴じた後、ページを見開きにし、ホッチキスの間のところに割印を押していきましょう。
こうすることで、一つのまとまった書類である証明になります。
割印は、今後契約書を作成する際にも重要な考え方です。
今ココでしっかりと身につけておきましょう!
次のSTEP5でまとめて書面を綴じていきますので、綴じ込みはそのときでもOKです。
ただし書類が多くなりますので、予め綴じておくと良いでしょう。
資本金払込証明の完成!
無事に準備は出来ましたか?
それではいよいよ登記申請書類一式の作成です。
会社設立まであと少しですよ!
STEP5へ!