こんばんは。ダイコーです。
労働の対価がお金、という構図は、遠い昔からずっと成立してきた構図です。
働いた分だけ、お金が得られる。
お金ではなくてモノの時代から考えると、古代エジプト文明の頃からずっと続く構図です。
日本でも弥生時代にはあったとされています。
しかし最近は
労働の対価 = お金
が成立しなくなっていると感じています。
どういう意味か分かりますでしょうか?
確かに・・・!!と思う方もいれば そうかなぁ・・・???と思う方もいるでしょう。
あなたがどの立場にいるか?によって答えは様々です。
しかし、世の中は確実にこの構図が崩れていっています。
その実情を踏まえてお話したいと思います。
労働の対価 = ●●●?
もし労働の対価がお金じゃないとしたら、何なのでしょうか?
仮想通貨?金?物々交換?
働いた分だけ、何を得られるのでしょうか。
実は、今回考えるポイントはここではありません。
書き方が敢えてミスリードするようになっていますが。
労働の対価が何に変わるのか?と右辺を変えるのではありません。
変わるのは左辺の方です。
つまり、お金となるのは労働の対価ではなくなってきている、ということです。
えっ?働いてもお金がもらえないということ?
いえいえそうではありません。・・・今のところは。
端的に言えば、今のカタチでの労働は成立しない可能性が出てきました。
●●●の対価 = お金
ここまでの話を踏まえて、ちょっと考えてみて下さい。
異論がある人も、まずは言葉を飲み込んで考えてみて下さい。
お金が労働の対価ではなくなるなら、一体何の対価がお金なのか???
噛み砕いた言葉にすると、
『今のように働いててもお金がもらえなくなるのだとしたら、何をしたらお金が得られるの?』
ということです。
大局から考えてみよう
これだけ大掛かりな転換があるということは、大きな時代・産業の変化があるはずです。
なので、大局から考えていってみましょう。
こうやって考えよう① これからは何の時代?
これからは何の時代と言われていますでしょうか?
2017年は仮想通貨で盛り上がりましたね。
その他にもクラウドの進化やシェアサービスなど、いろんな発展がありました。
ポケモンGOのような位置情報を活用したサービスの展開もあります。(これはちょっと前ですが)
コンピューター、情報産業はかなり進歩し普及していますね。
中でも、AI、IOT、ディープラーニングなどは急速に発展してきました。
こうやって考えよう② それによって起こる生活の変化は?
生活の変化はどのように起こったでしょうか。
ITインフラが発展し、シェアサービスが普及して、モノを持たない人が人々が増えました。
スマホ1台あれば、いつでもどこでも自由に何でも手に入る時代に変わっています。
また、ディープラーニングによって機械はどんどん自分にとって効率的なものに進化していき、人々の時間効率は高まっています。
AIが発達することによって、多くの作業が自動化されてきています。
面倒なことは機械がやってくれるので、大変な作業は殆ど機械任せでも成り立つようになりました。
こうやって考えよう③ 私達の仕事はどう変わる?
では、この未来が進んでいくと、我々の仕事はどう変わってくるのでしょうか。
人々はより便利さを追求し、作業の単略化を目指します。
一方で機械はどんどん学習し、煩雑で単純な作業から順番に、人の仕事を置き換えていきます。
そう、人の仕事のうち、「作業」は徐々に機械にとって代わられていくのです。
こうやって考えよう④ 何が仕事になるんだろう?
技術発展は凄まじい。
恐らく本当に遠くない未来、作業のような仕事は機械に置き換えられていくでしょう。
そうすると、時間の切り売りや単純労働作業などでは、お金は得られなくなっていきます。
「仕事」から「作業」を差し引くと・・・。一体何が残りますか?
そして一つの答えが見える
今のAIでは出来ないことはなんでしょうか。
それは、想像することです。
機械には欲がありません。そのため、
今よりもこうなったらいいな
こうしたらもっと良くなるんじゃないかな
ということは想像できません。
そうです。今回の問題の答えは、「思考と想像」です。
考えて、想像して、今よりもよい未来に導いていく。
それは今のところ人間にしか出来ません。
思考と想像の対価としてお金が提供される未来が近未来として必ずやってきます。
ちなみに今回なぜこんなに回りくどい書き方をしたのか、、、と言いますと。
考えることの重要性を感じてもらいたかったからです。
考えることは生き物の特権です。
あなたの思考が、世界を動かすかも知れません。
思考を大切にしていきましょう。
まとめ
今後の世界は、マンパワーより、マインドパワーです。
如何に考え、未来をよくしていったか?が評価され、対価をもらえる時代だと思います。
実際に、この評価法は少しずつ適用され始めています。
完全に置き換わる前に、考える力の重要性を理解して、今から勉強と訓練を積んでおきましょう。
それではまた!
追記:さらなる未来を次のコラムとして書きました。
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全「作業」機械化の先にある、人間の「仕事」とは
こんにちは、ダイコーです。 前回のコラムに引き続き、未来についてです。 前回は近未来でしたが、さらにもう少し先の未来を想像してみましょう。 別のコラムでも触れましたが、お金を頂く = モノを売る とい ...
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