会社設立直後

STEP7:設立後手続き①印鑑登録&印鑑証明取得@法務局

印鑑登録をしましょう!

無事登記も完了し、喜びもひとしおですね!

さて、ここからが社長人生の第一歩です。

まず最初に、印鑑登録と印鑑カードの作成を行いましょう。

そして、会社の登記簿謄本・印鑑証明を取得しましょう。

 

手順は以下のとおりです。

  1. 印鑑(改印)届出書を記入
  2. 印鑑カード交付申請書を記入
  3. 印鑑登録窓口に行き、書類2つを提出
  4. 発行された印鑑カードで、登記簿謄本と印鑑証明を取得する(証明書発行機)

では順に見ていきましょう。

 

印鑑(改印)届出書を記入

これが当社の正式な印鑑(=実印)です、ということを登録するための届出書です。

これによって、法的に効力を持つ印鑑となります

印鑑(改印)届出書は、法務局のHPからダウンロードできます。

法務局のHPに飛びます

 

注2の部分は『印鑑カードは引き継がない』にチェックをしてください。これが新規作成の意味になります。

会社法人等番号は記載しなくてOKです。

申請には、登記の際に押印した印鑑が必要になりますので、必ず持参しましょう。

 

印鑑カード交付申請書を記入

同時に、印鑑カード交付申請書も記入しておきましょう。

印鑑カードは、法務局で登記簿謄本や印鑑証明を取る際に、機械で手続きが出来るようになる非常に便利なカードです。

この後の登記簿謄本と印鑑証明取得も、印鑑カードを使います。

印鑑(改印)届出書と同様に、法務局のHPからダウンロードできます

法務局のHPに飛びます

書き終えたら法務局へ行きましょう。

 

印鑑登録窓口に行き、書類2つを提出

管轄の法務局に着いたら、印鑑登録を受け付けている窓口へ行きましょう。

書類は2つまとめて受理してもらえます。

待ち時間は混雑状況次第ですが大体15~30分です

書類に不備がなければ、無事にカードを発行してもらえます。

表面の下に白色の枠があります。そこへ社名を記載出来ます。
複数の会社を扱ったりしていると、どの会社のものか分からなくなるときがあります。
紛失等で再発行した後に、見つかることもあるかも知れません。 分からなくならないように管理しておくとベターです。

 

発行された印鑑カードで、登記簿謄本と印鑑証明を取得する(証明書発行機)

カードを持って、謄本などの取得申請が出来る『証明書発行機』のところへ行きましょう。

大体の法務局は、入り口に近い位置に設置しています。探してみて下さい。

証明書発行機についたら、以下の手順で申請を進めましょう。

 

会社・法人 を選択

”不動産”か”会社・法人”を選ぶ画面が出ますので、”会社・法人”を選びます。

 

印鑑カードあり(本登記所管轄)を選択

”印鑑カードの有無と、管轄を聞かれます。

今回は”印鑑カードあり(本登記所管轄)”を選びます。 ※もし別の管轄の法務局でしたら(他登記所管轄)にすればOKです。

印鑑カードの挿入を求められるので、挿入して下さい。読み込んだ後、すぐに出てくるので忘れずに取っておきましょう

 

履歴事項全部証明書を選択

請求する証明書を選択する画面が出ますので、まずは履歴事項全部証明書を申請しましょう。

登記簿謄本は印鑑カードがなくても取得できます。正確には、誰でも取得できるものです。
印鑑カードがない場合は、会社名で検索をかけて自分の会社を特定します。 前文一致で、自分の会社だと特定出来そうなところまで入力すると早いでしょう。
すると住所が表示されますので、自分の会社の登記住所で間違いがなければ、選択を押して取得しましょう。
※印鑑カードがある場合は、この手続きは省略されます。

 

部数を選ぶ

部数を選びましょう。10部までの選択ボタンがあります。

今後、諸所へ提出したり提示したりが多いので、最低5部は取りましょう。

私は大体7部とります

役所への提出で3部、銀行への提出や、業者取引開始時に提示が同時並行で進むと、7部あれば大体滞りがないからです。

あとは縁起が良さそうなので(笑)

部数を選ぶと、画面に取得料金が表示されます。(謄本なので1部600円(2018年10月現在))

 

他の証明書を続けて申請 を押す

今回は印鑑証明も取得するので、”他の証明書を続けて申請”を押します。

請求する証明書を選択する画面に戻ります。

 

印鑑証明書を選択

今度は印鑑証明を取得しましょう。

”印鑑証明書”を選択します。

 

代表者の生年月日を入力

代表者の生年月日を聞かれるので、入力しましょう。

印鑑証明書は登記簿謄本と違い、誰でも取れるものではありません。重要な書類なのです。
そのため、機械で取得する場合は印鑑カードが必須となります。

 

部数を選ぶ

生年月日の入力に間違いがなければ、部数の選択画面になります。

謄本と同様に5部はとっておくと良いでしょう。

私はこちらも7部取ります。

会社に戻ったら、厳重に取り扱いましょう。
印鑑証明は「代表者本人が了承していないと取得できないレベルの書類」という位置づけです。
重要な契約のときには必ず印鑑証明が求められます。
それほどのものなので、安易に他人に触らせないようにしましょう。

 

確認を押し、名前を入力する

部数が決まったら料金が表示されます。(印鑑証明書は1部450円(2018年10月現在))

問題なければ”確認”を押しましょう。

すると、取得しに来た人の名前を記入する画面になります。

貴方の名前を入力して完了を押します。

 

整理番号票を受け取る

完了すると整理番号票が出てきます。

その票に記載されている金額が合計で支払う手数料です。

 

印紙売捌所へ行き、印紙を買う

整理番号票を持って、印紙売捌所へ行きましょう。

窓口で「収入印紙○○円分ください」というと、その金額になるように組みわせて印紙を用意してくれます。

お金を支払って印紙をもらったら、書類受け渡し窓口の近くまで行き、呼ばれるまで待機します。

(大体は証明書発行機の近くです)

 

呼出を受けたら窓口へ行く

証明書発行機に入力した名前を呼ばれたら、窓口へ行きましょう。

たまに整理番号と社名で呼ぶ人もいます。「証明書○○番でお待ちの、株式会社○○さま~」

取得しに来た人の名前入れた意味ないような。

 

印鑑カードを提示する

印鑑証明を取得する際は、受け渡し時に印鑑カードの提示を求められます

受け渡し係の方は、番号を1文字ずつ照らし合わせて確認します。

それだけ、重要な書類だということが分かってもらえるかと思います

 

登記簿謄本、印鑑証明を受け取る

照合して問題なければ、部数を確認して渡してくれます。

取得用の用紙が目の前に提示され、「こちらに印紙を貼って下さい」と言われますので、貼りましょう。

用紙はそのまま回収されます。

以上で手続きは終了です。

 

手続完了!

ついに登記簿謄本と印鑑証明書が取得できました!

ここからは、税務署や労働局、社会保険事務所などに、会社設立時の届けを出しに行きます。

それでは早速準備に入りましょう。

STEP8へ!

設立後手続き②開業届提出@5箇所

 

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