- 社員が思うように働いてくれない・・・
- 社員の生産性が低い・・・
- 社員が何を考えているか分からない・・・
このページでは、こんな悩みにお答えします。
では結論から。
ココがポイント
同じ人と思わないこと。認識を改めよう。
私は今までたくさんの相談を受けてきました。
私自身もたくさんの社員を雇ってきました。
そしてたくさんの社員が辞め、たくさんの社員を辞めさせてきました。
円満に辞めていないケースも多々あります。
不平不満を最後に言われたケースもあります。
最後までになにも言わずに去っていった人も多かったでしょう。
その経験から、何故社員が働かないのか?が見えてきました。
そして働かない要因は3つに大別できました。
3つの働かない原因を知ることで
あなたの会社の社員構成は無理のないものとなり、社員もいきいきと働きはじめます。
まず大事なことを覚えておいてください。
それは、あなたが社員の認識を間違えていることです。
世の中には社員がきっちり働いている会社はあります。
きっちり働くかどうか?に能力の差はあまり関係ありません。
では、なぜあなたの会社では社員が思うように働かないのか。
それは他ならぬ あなたに原因があります。
経営者が勘違いしているポイントを3つお伝えします。
① 社員は自分と同じように働けない
最も多い勘違いです。
あなたと同じパフォーマンスを出せる社員は99.9%以上、いません。
もしあなたと同等以上の人がいるなら、貴方にとてつもない魅力があるか、恩義があるかです。
素晴らしいです。絶対に手離さないようにしましょう。
手放さない労力をかけなければ、必ずあなたの元を去ります。
ここで重要なことをひとつ覚えておいて頂きたいと思います。
『社長より優秀な人間は、会社に残らない』です。
今の時代、人は多くの選択肢を持っています。
とりわけ、優秀な人間は多くの選択肢が見えています。
あなたも優秀ですので、色々な方法や手段、方向性が見えていますよね。
それと同じくらいの選択肢を優秀な人材は持っています。
秀逸な人材をつなぎとめるには、あなたが魅力を備えなければなりません。
あなたの能力・あなたのフレームを上限として、それ以下の人間の集団しか形成されないのです。
言い換えれば、自分を高め続けることこそが、良い社員が会社に残ってくれる必須条件です。
② 人は怠惰である 引き上げとご褒美を
人は、怠けます。
だって従業員ですから。
従業員はどんなに頑張っても、サボっても、リターンはすぐに変わりません。
ここで言うリターンとは「給料」「やりがい」「社会的地位」「上司の褒め言葉」などです。
投資対リターンが大きくなければ人は動けないものです。
そして、手抜きがうまくいくと「あ、この部分はこれくらいゆるくてもOKなんだなぁ」と学習します。
この成功体験をもとに、「よし、さっきのことを考えたらココでも休めるぞ」と応用していきます。
応用も上手くいくと、常套手段になります。
さらに周囲を見渡し、カラーバス効果で怠けている場面が目に入ります。
「おっ、あの人はあんな休み方してるのか。勉強になるなぁ(皮肉)。私もそうしよう」とさらに学習を続けます。
こうして、負の連鎖成長が生まれていきます。
経営者としては悲しいですよね。
でもこれが現実なんです。
反省・応用の思考が素晴らしいですよね。
これが仕事の方向にちょっとでも活かせたら、どんなに素晴らしいことか。
でも、これが現実なんです。
仕事の成功よりも、怠惰に過ごすほうが
一般の人に取ってはメリットが圧倒的に大きいので、怠惰に流れていくのです。
社員にとっては、頭をめいっぱい使うだけの価値がある事なのです(笑)
怠惰を日々極めていくのです…!!
あなたが考えるほど、社員は会社の発展に前向きではありません。
無理もない話だと、もう分かりますよね。
あなたほどリターンが多くないからです。
しかし彼らは従業員。
指示命令は絶対的にきいてきます。
だからこそ、徹底した指示で、彼らの管理と引き上げを行っていく必要があるんです。
成長してもらうのではなく、成長させていくのです。
その先にご褒美が用意出来たらなおよしです。
③ 働き方をちゃんと教えて導こう
さて、あなたに質問です。
最近社員に何かを教える機会、つくりましたか?
話の流れで教えるのではだめです。
明確に意識を持って、社員に教えた時間です。
ない人がものすごく多いでしょう。
社員のパフォーマンスを引出すのは社長の仕事です。
社員は働いてもらうものです。
働いてくれるものじゃないんです。
あなたみたいに、能動的にいつでもどこでも考えて
明日はこうしようとか、これを先にやっておこうとか、やりませんよ。
今日が終わるまで仕事をし、終われば好きなことに時間を費やす。
立ち飲み屋で一杯やるのを楽しみに毎日働いている人だっているんです。
その人達が、同じような意識で「働いてくれる」なんてあなたが甘いです。
間違っています。
同じように働いてもらいたかったら、同じように働けるレールを作って走らせなくちゃいけない。
レールがあれば、動いてくれる。
社員さんですから。
まとめ
社員は自分と同じように働けない! 自分を高めて器を広げよう! |
社長より優秀な人間は、会社に残らない! |
人は怠惰である 引き上げとご褒美を! | 従業員のリターンを考えよう! |
働き方をきちんと教えよう! | 社員のパフォーマンスを引出すのは社長の仕事! |
以上の3つ、しっかり叩き込んで下さい。
分かっているだけじゃダメですよ。
貴方に落とし込まないと意味ありません。
それこそ自分を高めることになりませんので、今のあなた以下の人しか集まりません。
あなたを高め、レールを敷き、引き上げる。
会社はあなたが発展させていくものです。
初心に戻りましょう。
霧が晴れてきましたか?
働かせる3つのポイント
これから3つの解決方法を提示いたします。
今日から実践してみてください。
- 1)どうなってもらいたいのか?を具体的に書き出す
- 2)そのためのTODOを書き出す
- 3)スケジュールに落とし込む
簡単ですね。
今すぐやってみてください。
しかし大半の経営者は、ここでも間違えます。
答えは次のコラムに続きます。
答えを見る前に、ポイント3つ、必ずやってみて下さいね。
それが、あなたの成長であり、会社の成長です。
それではよい経営ライフを。
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