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売れるお菓子のつくり方

売れるお菓子のつくりかた

 

あなたの商品、売れていますか?

それとも全然売れなくて困っていますか?

 

こんにちは。ダイコーです。
創業期の社長の「商品」「販売」を専門にコンサル事業を行っています。

ここでは売れるモノを作る方法を、なるべくシンプルにお伝えしようと思います。

もともと売れる商品の作り方を書く予定だったのですが
『商品』だと漠然としてしまって今ひとつ心に響かないと気づきました。

そこで、より具体的な商品ひとつひとつについて例示と解説をしていきます。

根本的なマインドや手法は同じですので、一つ読んで「分かった!」と思ってもらえたら良いです。
しかし、色んな事例を比較してみていくことで

変わらないモノは何か
扱うものによって変わる部分は何か
反復して学ぶことで見えてくるもの

を学べます。
そして、商品を作る上での大事なマインドが手に入ります。

中には私自身がコンサルタントとして過去に関わった実例も挙げていますので
机上の空論ではなく、リアルな現場としての意見です。

それでは見てみましょう。

 

売れるお菓子を作ってみよう

それでは、売れるお菓子を実際に考えていきましょう。

繰り返しになりますが、まず「大前提」はなんでしたでしょうか?

口に出して言ってみてくださいね。

 

「お金をもらう = お客様の問題を解決すること」

 

思い出しましたか?

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売れるお菓子とは、お客様の問題を解決するお菓子なのです。

例えば、ものすごくお腹が空いて困っている人だったら、どんなお菓子でも買ってくれるでしょう。
その人の問題は「お腹が空いて困っている」であり、
解決方法は「空腹を満たす」だからです。

 

お菓子の問題解決って?

ではお菓子は一体、どんな問題を解決してくれるのでしょうか?

「甘い物を食べたい」
「糖質を取りたい」
「間食で小腹を満たしたい」
「食べて楽しい気持ちになりたい」

色んなことが浮かびます。

少し抽象的ですね。
もっと具体的な「問題」を掘り下げて考えていきましょう。

有効な手段として、まずはターゲットをある程度絞ります。
これから起業する人や中小企業の社長さんはそこまで資本を持っていないですよね。

ランチェスター戦略の『弱者の戦略』はこういう場合に使います。
即ち、ニッチな環境で一番を目指す。です。

 

環境からニッチターゲットを設定

まずあなたの環境を考えてみます。

あなたのお店が大通りから2本入った、ちょっと静かな公園近くのお店だとしましょう。
普段は人通りも少ないし、呼び込みに行くにはちょっと遠い。
人通りが多い時間帯は、
・朝の通勤ラッシュ、学生さんとOL
・ランチタイムのサラリーマン
・夕方の帰宅時(朝に比べて少なめ)
です。

悩みどころですね。

うーん。

ターゲットは、あえて『ランチタイムのサラリーマン』にしてみましょうか。
3つの中では一番マイナーです。

それでは現状をリサーチしてみましょう。

サラリーマンの人たちがよく通るのは、ランチのお弁当を売っているお店が多いからのようです。
近隣を地図にしてみると、実に10店舗がランチのお弁当を売っていました。
定食などを提供しているお店は他にもう10店舗あります。

ランチを提供するという案は難しそう。そもそも美味しいものを提供できる自信も設備もないですし。

よくよく観察してみると、公園でご飯を食べている人が多いようです。
時間があまりないみたいですね。
ランチのお店に並ぶのもイヤみたいですので、お弁当が合うのでしょう。
お弁当の店が多いのにもちゃんと理由がありますね。

お弁当を食べた人が、コンビニによって何かを買っています。
お菓子のようですね。

確かにお弁当は時間の持ちがいい&お腹にたまるように、揚げ物系や炭水化物が多めです。
そうすると甘いものが食べたくなるのかな?

とすれば「甘い物が食べたいのにお弁当にはついていない」という問題が生じている?

なぜお弁当に甘いものがついていないのかな?
作るのが難しい?
温めると美味しくない物が多い?

問題点の洗い出しをしよう

以上から考えると、悩みとしては

昼休みは時間がない
お弁当には甘いもの・デザートがついていない

とまとめられます。

 

解決手段を考えよう

この問題を解決する手段を考えましょう。

昼休みは時間がない = 時間を拘束しない提供をしよう

時間がない中でご飯を食べる人にとっては、食べるまでの待ち時間がかかるのがとても苦痛です。
その時間を最大限短縮できる仕組みをつくれば、問題がひとつ解決します。
どんなに美味しいものでも、時間をかけて並ぶことは出来ない。
これはクリティカルな問題ではないですが、制限を受けている環境的問題です。

お弁当には甘いもの・デザートがついていない = 甘いものをセットのようにして提供しよう

ただ甘いものを売るだけなら、今までも売れているはずです。
今よりもっと売るのなら、お弁当にデザートをセットになっている感覚を起こしてみましょう。

以上が出たところで、一旦答えを考えてみます。

 

具体案を考えてみよう

大事なことは、一度考えてみることです。
そうすることで、あなたの中に思考のルートが出来上がります。

では私の案を簡単に。

【時間の徹底的な短縮】
買うときに準備に手間取らないように、すぐに渡せるタイプにする。
お会計に時間がかからないように、クレジット決済やICカード決済を整え、現金でも払いやすいように金額をワンコインにする。
揚げ物や濃い味の炭水化物をとった人でも食べられる、甘さがちゃんと感じられる商品。
迷わないように、メニューを3品に絞る。定番・季節・週替り。
迷わない店内の導線づくり。

【お弁当とのセット】
お弁当の容器や箸袋など、なんでも持ってきてもらえたら●●%引きにする。
(実際に買っているかどうかはお菓子屋さんには関係ないです。ここポイント)

この他にも、オフィスに戻ることを想定して
・香りの強いお菓子のみ
・おすそ分けしやすい個数(渡したくなる数、もらっても気兼ねしない数)に設定
・持ち帰り後も1時間程度まで食べられるお菓子
に絞って商品を作成。

いかがでしょうか。
お弁当を買った後にこんなお菓子屋さんがあったら、一度買ってみたいなと思いませんか?

まとめ

以上が思考のプロセスでした。
まとめると

「お金をもらう=問題解決」が大前提
問題を抱えている人を見つけ出す
ランチェスター戦略に基づき、ニッチなターゲットを探し出す
具体的な環境・人物像をイメージ
問題を洗い出す
問題の解決策を検討する
解決策を満たした商品を考える

という流れですね。

ここでは基本プロセスを示しています。
実際は最終的なゴールにたどり着くまでには必要&突き詰められる要素がたくさんあります。
(今回はその要素を一部出していますので、気づいた方はメモしておいてくださいね)
商品を売り出していくマーケティング戦略もセットで考えていく必要があります。
なぜなら、売れてあなたの手元にお金が入るまでが、商売ですから。

そこは別途紹介していきますのでお楽しみに。

それでは良い経営を!!

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