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売れる蛍光灯のつくり方

売れる蛍光灯のつくりかた

 

あなたの商品、売れていますか?

それとも全然売れなくて困っていますか?

 

こんにちは。ダイコーです。
創業期の社長の「商品」「販売」を専門にコンサル事業を行っています

ここでは売れるモノを作る方法を、なるべくシンプルにお伝えしようと思います。

もともと売れる商品の作り方を書く予定だったのですが
『商品』だと漠然としてしまって今ひとつ心に響かないと気づきました。

そこで、より具体的な商品ひとつひとつについて例示と解説をしていきます。

根本的なマインドや手法は同じですので、一つ読んで「分かった!」と思ってもらえたら良いです。
しかし、色んな事例を比較してみていくことで

変わらないモノは何か
扱うものによって変わる部分は何か
反復して学ぶことで見えてくるもの

を学べます。
そして、商品を作る上での大事なマインドが手に入ります。

中には私自身がコンサルタントとして過去に関わった実例も挙げていますので
机上の空論ではなく、リアルな現場としての意見です。

それでは見てみましょう。

 

売れる蛍光灯を作ってみよう

それでは、売れる蛍光灯を実際に考えていきましょう。

繰り返しになりますが、まず「大前提」はなんでしたでしょうか?

口に出して言ってみてくださいね。

 

「お金をもらう = お客様の問題を解決すること」

 

思い出しましたか?

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売れる蛍光灯とは、お客様の問題を解決する蛍光灯なのです。

 

蛍光灯の問題解決って?

蛍光灯はどんな問題を解決してくれるのでしょうか?

「暗いところを明るくしてくれる」
「電気の供給が続く限り半永久的に明るくしてくれる」

一般的な機能は明るくすること。
ただし、現在はLEDライトの登場によってだいぶ押されている市場・商品です。
しかし蛍光灯がまだ利用されているのには、残存利用者という意外にも理由があるはずです。

もっと具体的な「問題」を掘り下げて考えていきましょう。

環境からニッチターゲットを設定

まずLEDと比較した上での蛍光灯の特長を挙げてみましょう。

LEDよりも消費電力(≒電気料金)が高い
LEDよりも初期コスト(購入費)が安い
LEDは熱くならないが、蛍光灯は熱くなる(電力の熱変換が45%程度ある)
LEDは若干指向性があるが、蛍光灯は全方位
LEDよりも軽い
LEDよりも色のバリエーションが豊富
LEDは廃棄が簡易だが、蛍光灯は水銀ガスが入っているため専門業者への委託が(本当は)必要

LEDが一般的に普及してきたのにはちゃんと理由がありますね。
一方で、蛍光灯は積雪地帯の信号機や寒冷地体の工場など、特長を活用して利用されているようです。
他にも、水中灯、ルアーなどにも使われているようですね。

色が複数出せるのも魅力です。
蛍光塗料次第のようですので、用途の方向性は広がりますね。

蛍光灯の危険性を調べてみると、結構な頻度で破損問題がありました。
「落として割れた」
「割った後の処理がわからず、素手で処理してしまった」
「ハンマーで叩いて署部するとき、ガスや蛍光塗料を吸ってしまった」

かく云う私も蛍光灯の最終処理が専門的な技術を要するとは知りませんでした。

以上を踏まえて、家庭用蛍光灯をターゲットとして取り上げてみましょう。

問題点の洗い出しをしよう

家庭において、LEDよりも蛍光灯を使うべき場所はどこでしょうか。
広範囲に照らし、かつ熱を発することがよい所。

物置などはよいですね。リビングもありかとは思います。
冬のビルの共用部も良さそうです。

しかし家庭での安全面は重大問題です。
室内は特に密閉性が高いですから微量とはいえガス化された水銀を体内に取り込むのは良くないでしょう。
人体に影響がないとされてはいますが、健康と人体への影響の歴史は見解の塗り替えの連続です。
現状は問題ないとしても、後に問題でしたという話も多々あります。
出来る限り人体に影響がない状態を目指すべきでしょう。

となれば、水銀が絶対に流出しない状況をつくれるか。
LEDではなく、蛍光灯で実現するには。

以上の内容をまとめると以下のようになります。

蛍光灯が割れると安全面の問題がある
熱源を必要とする環境が必要(LEDよりも良いとされる環境)
多色が必要とされる環境が必要

と考えられます。
熱源・多色は課題解決よりもインパクトが弱いですが、刺さるポイントが見つかれば売れる可能性はあります。

 

解決手段を考えよう

この問題を解決する手段を考えましょう。

蛍光灯が割れると安全面の問題がある = 絶対に割れない素材を使用

蛍光灯は通常薄いガラスを使います。
理由は封入された水銀蒸気や発生する紫外線と反応しない素材で、圧力変化にもある程度耐えられる素材です。
プラスチックは×。
薄く伸ばした硬化シリコンは可能性があるようです。
もしくは、飛散防止フィルムを貼ったガラスにし、かつ2重ガラスにする。

熱源を必要とする環境 = 熱帯魚水槽 or ケージ

蛍光灯のガラス管を曲げる技術は発達しており、曲げガラスへの水銀蒸気注入技術も発達しているようです。
熱帯魚水槽やペットケージにはヒーターとライトが必要です。
それぞれ別々でも良いですが、1本で済むなら省スペースです。
飼育する動物、魚にもよりますが、工場のパイプのように幾何学的な形状にした蛍光灯を通すことによって、
熱暖房効率を高め、さらに光も通すことが出来る。
紫外線も出ているので、蛍光塗料を一部非塗布にすれば紫外線を必要とする生物にも効果的。

多色が必要とされる環境 = ライブハウスやネオンライトの代替 or 色を楽しむ環境 or 特定波長の光が必要な環境

ライブハウスやネオンライトのように派手な色合いを出すには活用できます。
また、ブラックライトのように紫外線を重視した使い方も可能です。
科学的に言えば、特定波長の色を持たせることが出来ます。
上記の生物のケージにおいて出したい光の環境を整えることが出来ます。
もちろん趣味としてのカラー環境も造成可能。

以上が出たところで、一旦答えを考えてみます。

 

具体案を考えてみよう

大事なことは、一度考えてみること。
そうすることで思考のルートが出来上がります。

では私の案を簡単に。

生物ケージ内の熱環境&光環境構成用ライト。
割れない素材、もしくは一定の負荷・荷重に耐えられる蛍光管を使用。
光は趣味または生物に必要な波長の光に。
温度調節は蛍光管の厚さや塗料で調整できるように。
幾何学的な形状で、生物の住処になりやすく特化させる。

いかがでしょうか。

貝殻のような巣の形にして超弱ブラックライトで包む。爬虫類の紫外線浴用に。
色んな用途が考えられる。

まとめ

以上が思考のプロセスでした。
まとめると

「お金をもらう=問題解決」が大前提
問題を抱えている人を見つけ出す
ランチェスター戦略に基づき、ニッチなターゲットを探し出す
具体的な環境・人物像をイメージ
問題を洗い出す
問題の解決策を検討する
解決策を満たした商品を考える

という流れですね。

ここでは基本プロセスを示しています。
実際は最終的なゴールにたどり着くまでには必要&突き詰められる要素がたくさんあります。
(今回はその要素を一部出していますので、気づいた方はメモしておいてくださいね)
商品を売り出していくマーケティング戦略もセットで考えていく必要があります。
なぜなら、売れてあなたの手元にお金が入るまでが、商売ですから。

そこは別途紹介していきますのでお楽しみに。

それでは良い経営を!!

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