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売れる服のつくり方

売れる服のつくりかた

 

あなたの商品、売れていますか?

それとも全然売れなくて困っていますか?

 

こんにちは。ダイコーです。
創業期の社長の「商品」「販売」を専門にコンサル事業を行っています

ここでは売れるモノを作る方法を、なるべくシンプルにお伝えしようと思います。

もともと売れる商品の作り方を書く予定だったのですが
『商品』だと漠然としてしまって今ひとつ心に響かないと気づきました。

そこで、より具体的な商品ひとつひとつについて例示と解説をしていきます。

根本的なマインドや手法は同じですので、一つ読んで「分かった!」と思ってもらえたら良いです。
しかし、色んな事例を比較してみていくことで

変わらないモノは何か
扱うものによって変わる部分は何か
反復して学ぶことで見えてくるもの

を学べます。
そして、商品を作る上での大事なマインドが手に入ります。

中には私自身がコンサルタントとして過去に関わった実例も挙げていますので
机上の空論ではなく、リアルな現場としての意見です。

それでは見てみましょう。

 

売れる靴を作ってみよう

それでは、売れる靴を実際に考えていきましょう。

繰り返しになりますが、まず「大前提」はなんでしたでしょうか?

口に出して言ってみてくださいね。

 

「お金をもらう = お客様の問題を解決すること」

 

思い出しましたか?

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売れる服とは、お客様の問題を解決する靴なのです。

例えば、『服がないと死んでしまうかも、、、』という人ならどんな服でも買ってくれるでしょう。

命の危険が減るという価値に見合うお金が支払われます。
冬の雪山で服をなくした人はまさにそんな状況でしょう。

 

服の問題解決って?

実際に今の日本では、どこでも安い服は手に入ります。
そのため『服がなくて困る』という問題は発生しにくいと思われます。

服があることを前提として、もっと具体的な「問題」を掘り下げて考えていきましょう。

有効な手段として、まずはターゲットをある程度絞ります。
これから起業する人や中小企業の社長さんはそこまで資本を持っていないですよね。

ランチェスター戦略の『弱者の戦略』はこういう場合に使います。
即ち、ニッチな環境で一番を目指す。です。

 

環境からニッチターゲットを設定

服は本当に色んな種類があります。
しかも、その用途によって様々なバリエーションがあります。
生活用の楽な服、外出用のおしゃれ服、消防隊の防護服、作業用の作業着、バレエ用のレオタード、水泳用の水着など。

先人は既に問題解決のための服を多数世に送り出しています

しかし、その服は決して完璧ではありません。
その当時は問題を解決し確かにニーズに応えていたわけですが
時代は常に進化し環境も変化し続けています。
昔の水準では考えられない高水準・高機能の服がたくさん出ています。
その中でも環境や人々は変化し、常に何らかの問題を抱えているものです。

それでは、特定の服について問題点を探してみましょう。

今回取り上げるのは、相撲のときの服です。

まわしではありません。
服です。

公式試合ではまわし一本が基本ですよね。
しかし練習では必ずしも回しである必要性は無いとも言えます。

『本番は練習の延長にある』と言われるくらい練習は大事です。
しかし練習中に起こるトラブルは出来る限り防ぎたいものです。

私も昔、ラグビーの練習中に右膝を痛め
その怪我を押して試合に出ざるを得ないことがありました。
膝にサポートをつけるべきだったなぁと思います。

そこで今回は、「相撲を練習するこども」にフォーカスします。
実際に購入者である親の気持ちも取り入れつつ、問題点の洗い出しをしていきましょう。

問題点の洗い出しをしよう

例えば、相撲の練習で親が心配する点はどこでしょうか。

・子供が怪我をしないか
・服が破れないか(修繕の必要性)
・服が汚れないか(洗濯の必要性)

親心ですね。
続いて当事者の子供の気にする点を考えてみましょう。

・動きやすいか
・まわしのときと感覚に違いがないか

やはり本番環境に近いことが重要でしょうか。
加えて、相撲の先生の立場でも考えてみましょう。

・相撲を楽しめる人が増えたらいいな
・回しのときよりも良い点があると良いな

と言ったところでしょうか。

以上をまとめると、下記のようになります。

出来るだけ裸の感覚に近い
頑丈な素材・汚れにくい素材
転倒時に接地する部分を強化したい
相撲の楽しみを増やしたい
まわしの弱点を補完したい

とまとめられます。

 

解決手段を考えよう

この問題を解決する手段を考えましょう。

出来るだけ裸の感覚に近い = 密着タイプの服に、着心地は優しくする

タイツのイメージです。出来る限り密着するが、締め付けは適度に。伸縮性も高くする。

頑丈な素材・汚れにくい素材 = 外面は完全撥水素材、強繊維素材

シリカを繊維に織り込んだ完全撥水素材があるので、外面に使用。
相手に倒されたときに繊維には圧縮の衝撃・擦れ移動・回転による撚れの3種類の損耗が発生するので
いずれにも耐えうる、繊維自体が強い素材を採用する。

転倒時に接地する部分を強化したい = 背中・膝・尻部分の内面を衝撃吸収素材に

転倒した際に多く衝撃を受ける部分について、スキーのインナーのように衝撃吸収パッドを
設置できるように設計。ただし出来る限り薄く。

相撲の楽しみを増やしたい = 身体への負荷をへらし、汚れをへらす

身体には筋肉の性能を引き出す条件があります。
身体能力を引き出すインナーとして、部分温度上昇、着圧などがあります。
それらを組み合わせて適用。
また、身体が汚れることが相撲においては大変。
そのため、皮膚面をなるべく覆うように、タートルネック・長袖・くるぶし丈として
最大限汚れのつきにくい服とします。

まわしの弱点を補完したい = 接地したら負けというルールを補完

接地しているかどうかが分かりやすいように、色は白にし、土粒子が付着したかどうかを見えやすくします。
子供同士の場合は判定が際どいような場面もあると思うので、その点を補完します。

以上が出たところで、一旦答えを考えてみます。

 

具体案を考えてみよう

大事なことは、一度考えてみることです。
そうすることで、あなたの中に思考のルートが出来上がります。

では私の案を簡単に。

首・手首・足首までを保護するタイツタイプ。体温を筋肉最適化温度に維持し、相撲に適した筋肉がつきやすい筋力増加効果も持たせる。
転倒時の怪我を最大限に抑えるような耐衝撃性能を要所に設定。土や泥などがつかないようなシリカ素材の完全撥水。
色は肌に近くするために肌色、もしくは土が目立つ白色。

いかがでしょうか。
これなら親も安心、子供も楽しめるし強くなれる、教える先生(親方)も入門性が増えるかもしれませんね。
私が相撲やるときには欲しいです。

 

まとめ

以上が思考のプロセスでした。
まとめると

「お金をもらう=問題解決」が大前提
問題を抱えている人を見つけ出す
ランチェスター戦略に基づき、ニッチなターゲットを探し出す
具体的な環境・人物像をイメージ
問題を洗い出す
問題の解決策を検討する
解決策を満たした商品を考える

という流れですね。

ここでは基本プロセスを示しています。
実際は最終的なゴールにたどり着くまでには必要&突き詰められる要素がたくさんあります。
(今回はその要素を一部出していますので、気づいた方はメモしておいてくださいね)
商品を売り出していくマーケティング戦略もセットで考えていく必要があります。
なぜなら、売れてあなたの手元にお金が入るまでが、商売ですから。

そこは別途紹介していきますのでお楽しみに。

それでは良い経営を!!

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